ひいらぎに止まる攻撃的な蜘蛛

ひいらぎの葉に隠れるようにいた攻撃的な蜘蛛。接写時、頭に飛び移った時はビックリ!!

さて、昆虫撮影で有名な亡き佐々木崑先生、先生は木村伊兵衛の弟子で小さい生命を撮りつづけました。その当時フォトライブラリーの全盛時代、山岳写真の第一人者、風見武秀先生の事務所で35年前にお会いした時、昆虫撮影のテクニックについて話してくれました。先生は昆虫の決定的瞬間を撮影するため、水槽に昆虫を飼い、何日もファインダーを覗いていたようです。当時は35mmリバーサルフィルムでの接写撮影、露出データやマクロの機材もなく、自ら接写用の必要機材を製作したと話されていました。
35mmリバーサルフィルムからサイズB1の紙焼きに拡大しても粒子は荒れていません、すごさがわかる!!
現在はデジタルカメラが復旧して手軽に撮影できますが、その当時のプロカメラマンは露出、フィルム特性、フイルター、レンズ等撮影するための知識がないとプロとして通用しなかったですね。